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2018.01.16

主宰メッセージ

博多駅の9階、映画館フロアにJRホールがある。

12月9日、ここに出演関係者と来客者をあわせて、400人が集まった。
オリンピック・パラリンピックの一環で、
フランス・ナント市で実施した日本の障がい者芸術の公演・展覧会を検証するイベントだ。
文化庁や厚労省からもご登壇いただき、シンポジウム形式でフランスでの様子を報告し、
また障がい者の文化芸術活動における意義と可能性について意見交換した。


今回は、福祉と文化芸術の融合を図るためのイベントなので、
厳格でオーソドックスな研修会にしたくなかった。
そこで、シンポジウムに福祉現場を持ち込む空間をイメージした。
ホールの半分をシンポジウムのステージと客席とし、
半分をエキシビジョンのゾーンとして、ガムランのワークショップや作品の展示コーナー等とした。


目玉となったのは、長崎の障がい者グループ・瑞宝太鼓の演奏にあわせ、
福岡のアトリエブラヴォがライブペインティングを実施したこと。
九州の著名なチームによるコラボレーション。
これに、最重度の障がい者も芸術活動に参画する意思を示すため、
Myselfの書道パフォーマンスが便乗した。

ステージでダイナミックに演奏する瑞宝太鼓のバックにアートのライブ映像がミックスした様相は圧巻であり、
400人がこれからの福祉に期待を感じる瞬間を共有できたと思う。

明日へ向かって 主宰 末松忠弘
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