Myself

支援者をフル活用!
働ける居場所は、誰にでもあるから。

Myselfはこの法人の中で比較的障がいの重い方が通われ、車いすでも快適に利用できる環境を整えています。就労支援としてキャンドルやガーゼスタイ、ビブ、マスクなどの雑貨づくりを実施。余暇活動としては専門員によるボール遊びやダンスといったレクリエーションをはじめ、書道パフォーマンスや音楽ワークショップなどの文化活動も行っています。みんな仕事も遊びも一生懸命。時には新しいことを取り入れながら、ここでの時間がより楽しく過ごせるような工夫もいろいろです。障がいのあるスタッフのがんばる姿や元気な笑顔に、支援員も大きな力がわいてきます。

たたく。押す。引く。できる力を発揮して
キャンドルやガーゼタオルといった雑貨を
みんなでつくっています。

どんなに重度の障がいがあっても働くことをきちんと支援する。その姿勢に共感していただき、ここに通所しているスタッフたち。たたく、まわす、こわす。こういった行為でもそれぞれの役割として仕事にできる取り組みを行っています。仕事に使う道具は、その人に合わせて職員が手づくり。例えば、握ることができなくてもたたくことができる人には、たたけば切れるハサミを用意したり、ひっぱることが好きな人には、ヒモを弾けば動く器具を使えるようにしたり。キャンドルやガーゼタオルなど雑貨づくりのさまざまな工程に合わせて、それぞれができることを担うスタンスで仕事をしています。就労をすることでやりがいや目的ができ、自分自身の新しい一面を発見する環境も生まれます。

重度のスタッフには、支援員が専用の道具をつくっています。
縫い目の線をひくための器具、引っ張ると使えるハンマーなど
シンプルに作業できるように工夫されています。


豊富なレクリエーション。
働いた後は、おもいきり遊ぶ。

働いた後は余暇活動としてレクリエーションがはじまります。ボールで遊んだり、踊ったり、大きな声で唄ったり、音楽や書道などの文化活動を行い、みんなで思いきりはしゃいで楽しい時間を過ごします。書道パフォーマンスは文化創出活動として新しく取り入れた試み。音楽に合わせて障がいのあるスタッフが7メートルの紙の上に大きな文字を書いたり、好きな色のペンや筆、スプレーなどで、思い思いの言葉を書き綴り描いていきます。カタチにとらわれず、みんなでひとつの作品を生み出す喜びを共有。働くこと、遊ぶこと、体を動かすこと、おしゃべりすること。笑顔に満ちた1日1日がみんなの明日をつくっています。

LIFE SCENES PHOTO

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[共に働く職員の想い] 活気から個性が活きるMyselfへ

Myself2階フロアリーダー 山城宏輔

Myselfでは集団だからできる力強さや若さ溢れる勢いがあり、唯一無二と言えるほどの活気ある環境をつくってきました。ここで生まれるエネルギーはどのような障がい特性があっても境界無く広がります。支援員は障がいのあるスタッフの笑顔を引き出すことに一生懸命取り組み、その笑顔に魅せられて、まわりのスタッフにも波及する。この相乗効果がさらなる活気を生み出しています。

Myself2階フロアリーダー 山城宏輔

いま、Myselfは次の段階へと進んでいます。それぞれの個性を再認識し、取組をより拡げたり深めたりすることでひとり一人が自分の中にある可能性を感じ、信じて生きていく。これを実現するために職員配置や活動カリキュラム、支援方法を見直し、新しく様々な支援ツールも準備しました。あるスタッフは自らの意思でカラフルな曲線を描くことが出来るようになり、またそのカラフルな曲線の美しさをキャッチした支援員が製造品のデザインとして活用し、オリジナリティの高い商品が生まれる。こういった流れが出来つつあります。しかし新しい取り組みには失敗がつきものです。スタッフが望んだ色を支援員がくみ取ることができないといったこともあります。スタッフと支援員が向き合う時間を継続することで少しずつ、より深く意識の共有ができるように取り組んでいきます。
この取り組みがスタッフの生活全体に拡がりや深み与え、スタッフひとり一人のこれから先の人生をより豊かにしていくものだと信じています。

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