REPORT
2017.08.14

地域共生フォーラム2017

7月30日(日)、地域共生フォーラム実行委員会の主催で
「地域共生フォーラム2017」が開催されました。

高齢福祉と障がい福祉の連携をテーマに掲げた今回のフォーラムに
医療機関や介護保険事業所、障がい福祉事業所、社会福祉協議会などから
240名もの方々が参加して頂きました。



第1部には厚生労働省事務次官の蒲原基道氏をお迎えし、
「共生社会の実現に向けて~地域包括ケアシステムの強化~」
をテーマとした特別講演を行っていただきました。


以前は厚生労働省の老健局長を務められておられた蒲原氏より、
高齢者を支える地域包括ケアシステムについて、
そして、障がい保健福祉施策の動向についてのお話、
それら介護福祉と障がい福祉から地域、家庭の連携も視野に入れた
地域共生社会づくりについてなど、
限られた時間の中で密度の濃い講演を行っていただきました。


第2部では2つのテーマに沿って、セッションを行っていただきました。


1つ目のテーマは「権利擁護と虐待防止に向けたネットワークの重要性」
厚生労働省障害福祉課の片桐公彦氏を講師にお招きしました。
障害者虐待防止法の概要から、法制度成立後も社会問題となっている
施設等における虐待事案から見られる、現在の状況、
それに伴う虐待防止に向けた取り組みについてのお話、
そして、意思決定支援ガイドラインの概要、成年後見制度の利用促進、
地域連携ネットワークの構築についてのお話などをしていただきました。


2つ目のテーマは「相談支援事業所とサービス事業所の有機的な連携とは?」
日本相談支援専門員協会顧問の中島秀夫氏を講師にお招きしました。
長く相談支援に携わってこられた氏による
相談支援のこれまでと、これから。
相談支援専門員に求められる視点、
そして、介護支援専門員と相談支援専門員がつながる
「地域共生社会」の実現に向けた、
これからの時代に向けたお話をしていただきました。


今回の地域共生フォーラムでは
障がい福祉と高齢福祉のネットワークを構築するきっかけづくりと、
医師会の方々のご協力により、福祉・介護・医療の連携を
相互認識できる場になったのではと思います。
地域共生社会、その実現に向けて
来年以降も同様の取り組みを続けていければと思っています。



ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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